東伊豆エリアのNO1ボートポイント。魚影の濃さ、ソフトコーラルの豊かさ、ダイナミックな地形。
伊東は伊豆半島東海岸のやや北に位置し、熱海駅から25分南下した場所で、熱海に次いでアクセスの良い観光地です。熱海同様東海岸の横綱的ポイントですが、意外と認知度は低く伊東のポテンシャルを知らないダイバーが多いです。
伊東は水深70mまで落ち込むドロップオフがあり、中級者以上のダイバーが望ましいです。時に流れも入るため、流れに対応できる泳力、ディープダイビングに関する知識と、中性浮力の維持が必要になってきます。
伊東の魅力はたくさんありますが、わかりやすいところで70mものドロップオフがあることです。他のポイントでも70m付近まで落ち込む根はありますが、伊東は正真正銘のドロップオフ。直角の崖です。そんなドロップオフを漂いながら泳げるのはダイバーならではの楽しみ方。ゾクゾクとしたスリリングなダイビングができます。
伊東の魅力で特筆すべきは魚影の濃さです。急な深度変化によって流れが発生し、多くの魚を呼び寄せます。特に夏シーズンのタカベの群れはものすごく、目の前が見えなくなるほどの大群に巻かれることがあります。魚影と地形どちらも楽しめますが、ディープのソフトコーラルとハナダイも素晴らしく1日では楽しみきれないほどのポテンシャルを秘めています。
70mドロップオフを持つのがここ白根です。白根は水深90付近よりそびえ立つ巨大な根で白根だけでも、「北」「南」「中」と三つのブイがあるほど大きく1ダイビングでは回りきれません。ドロップオフを持つ南側はディープダイビングではオキノスジエビやマダラハナダイなどの深海系の生物も観察することができます。周囲はソフトコーラルが見事でキバナトサカの壁、深場に落とせはムチカラマツの林などが観察できます。
初夏〜秋シーズンはタカベの群れが根に付き、それをワラサとカンパチがハンティングしているシーンが観察できます。回遊魚に追われたタカベはダイバーなどお構いなしで私たちの目の前を逃げていきます。魚群ダイビングは東伊豆NO.1 でしょう。
伊東の期間限定ポイントです。限定されているからか、ソフトコーラルの付きが抜群でウミトサカの仲間が多く根についています。細かいトサカ類もついていて岩を多い尽くしているのでワイドで狙うにはおすすめです。オープン期間中だったら必ず潜りたいポイントです。
外洋性で深場を好むソウシカエルアンコウが見られるのもゴトウジならではです。他ポイントで狙って見るのは非常に困難ですが、ゴトウジには住み着いているようで高確率で出会うことができます。超巨大なソウシも一度は見てみたい生物です。